出発まで1週間

いよいよ渡米まで約1週間となった。前々から記録に残しておこうと思っていたのだけど、なかなか時間がとれなくて伸ばし伸ばしになっていた。が、今日からできる限り記録をつけておこうと思う。過去の分も忘れないうちに時々振り返って書き留めておこう。今日はちょうど航空便の引越しが終わったところだ。先週は船便の引越しをした。この手の作業をするときは大抵毎回そうなのだけど、ギリギリまでばたばたしてしまう。もう少し余裕を持てばいいのだけど、性格的にどうしてもこうなってしまうようだ。あと1週間でやるべきことも実はまだ結構ある。市役所、電気、ガス、水道、電話、プロバイダー、社内での諸々の処理、手荷物の整理、家の片付け、方々へのご挨拶等々・・・まあひとつずつやっつけていくしかないな。

詳しくはまた別の機会に書こうと思うけど、今この時期に思うのは新しい研究環境と生活への期待感と、正直なところ現地でうまくやっていけるかの不安感とが半々くらいの割合で交錯した非常に不安定な精神状態にいるということだ。そのせいもあって、周りの方にはイライラした調子で接してしまったと思う。(その節はすみませんでした・・・)。きっとそのような不安を吹き飛ばすくらいになにかに没頭すれば良いのだろうし、実際生活が始まってしまえばとにかく頑張るしかないということになると思う。
若干話はそれるが、先日NHKの「プロフェッショナル」で MITメディアラボの石井教授の特集をやっていた(http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070208/index.html)。もちろん自分は石井教授などには到底の到底も及ばない存在で、石井教授は非常に偉大なのだけど、その石井教授をしても常に突っ走り続けなければついていけないMITの教授職という仕事の凄さに圧倒された。周囲が天才ばかりという特異な環境の中で常に独創的で新しいものを産み出し続けなければならないというとてつもない重圧を撥ね退けるためには、人の何倍も働き、駆け足で仕事をし続けなければならないという。また、やってみる前にだめだとあきらめるのではなく、まずはやってみること。やってみて駄目だったら次のことを考えればよい、というメッセージもあったが、これは非常に印象的だった。

今漠然と感じている不安や、おそらく沢山経験するであろう失敗や屈辱を跳ね返すために色々とやってみたり突っぱしろうと思う。1年で自分がどれくらいできるか試してみたい。