しばらく Twitter をやめてみる

前回投稿から早くも10ヶ月経過してしまったが、COVID-19 の影響もあって打席を増やすどころか、かなり減らしてしまっているのが現状である。この点を猛省し、内省してみることにした。振り返ってみると、COVID-19 が世の中を変えた最中に、個人的には(意図せず)新しい業務を色々と背負ってしまい、時間が圧倒的に不足している状況にある。COVID-19の影響がまだまだ大きい今の時期は弾込め、種蒔きと割り切って良いと考えているのだけど、それにしても圧倒的に時間が足らない。そこでスクリーンタイムなどで自分の時間を計測してみたのだけど、当然のことながらオンラインでの活動が多い。まぁこれは仕方がないし、研究もオンラインでやるからその点はまったく問題ない。しかし、ある程度予想していたこととは言え、Twitter を見ている時間が存外に長いという事実が可視化されてしまった。うーん、これはまずい。息抜きにやっている程度にしては、時間が長く、頻度も高い。折しも Netflix でやっている SNS の負の側面を描いたドラマや映画を見たりしていたので*1SNS の時間を断捨離しようと決意。幸い Facebook にはそれほどアクセスしていないので、そちらは適度に嗜むことができる(はず)。2年ほど前にもまったく同じような理由で Twitter を止めていたのだけど、どこかのタイミングで解禁して以来、ずるずると続けてしまった反省もある。COVID-19 のせいにしてはいけないけど、特に今年度はオンライン生活にどっぷり浸かっている。そして、体重が増えた事実が示唆するように、全般的に生活を正しくコントロールできていないのは明らかである。

Twitter は情報収集に有効なツールではあるのだけど、中のエンジニアが粋を凝らして作った「人の注意を引きつけることに最適化されたアルゴリズム」の魔力により、他の関係ないことにまで惹きつけられてしまうのが問題。人によってはそうした魔力の影響を受けず、問題なく使えている人も少なくないのだろう。ただ、自分の特性としては、魔力に対する耐性が弱いと思われる。おそらく解禁したらまた同じような状況になるのは目に見えているので、この機にアカウントを削除すべきかとも思ったのだけど、その点はちょっと悩んでいる。ビンテージなアカウントだから「もったいない」というような気持ちもある。また、消すとまったく元と同じ状態には戻せない点が気になっている。デジタルデータとはいえ、過去の自分の活動記録でもある。もちろん記録としてのログはローカルに保存しておけば良いだけの話なのだけど、せっかくなら Twitter 社が破綻するその日まで動態保存しておきたいような、そんな妙な気持ちもある*2

そんなわけで、アカウント削除までは至らないなんとも中途半端な決意ではあるのだけど*3、どこまでいけるか試してみようと思う。それがNヶ月で終わったとしても、少なくともそのNヶ月は止めていた分だけの時間が捻出できるはずなので、まったくの無駄ではないはず。ポジティブに考えれば、Nヶ月後に今の業務が一段落して、SNSを適度に嗜みながら打席に立つ時間も捻出できる状況になるかもしれない。職業柄書くのは好きなので*4、書きたい欲が出てきたら当面はここで吐き出しておくことにしようと思う。文字数制限もないのであまり考えずに書くことができるのも良い。

*1:巨大ネット企業が「おまゆう」みたいな話なのだけど

*2:強いて言えば、Twitter 上に残しておけば何千年か後の世界に「古典」のごく一部として残る可能性があるからだろうか?残す価値があるようなデータであるかはともかく。もし自分の子孫が世の中に存在し続けるのであれば、ちょっとは興味が湧くものかもしれない。そして中味を見て盛大にがっかりすると思う(笑)のだけど、その様子を想像するのもまた楽しい。

*3:これは断酒せずに節酒するみたいな話で、まるで最近飲酒運転で話題になった山口某氏の過ちを想起させるのだけど、同じファーストネームの持ち主として他人事とは思えない恐ろしさがある。

*4:文才はないが、ただ思考を整理するための作業として書くことが好きというのは事実。