オンラインの功罪

前にも書いたように最近仕事を(不可抗力により)色々引き受けてしまい、それに伴ってオンライン会議の数がぐんと増えた。春学期はオンライン授業の準備で精一杯だったため、授業以外のあらゆる活動から身を引きながら過ごしていたので、仕事も増えることはなかった。秋学期は授業面で余裕ができたのと、周囲もオンラインを中心とした新しい社会様式に慣れてきたこともあり、仕事がはかどってしまい、また公的な仕事に対する意義ややり甲斐のようなものを見出してしまったので、結果として行政関連の委員も2つ増えてしまった*1。これとは別に学科主任なるスーパー雑用係も振ってきたため、とにかくオンラインでの打ち合わせなり調整が多い。これは以前、民間企業の管理職だった頃の生活様式に近い(その頃はオンラインではなく対面でやっていたわけだけど)。そして、春学期は研究ミーティングを十分にできなかったという反省をこめて、研究室メンバーと2週間に1回ペースでミーティングをしている(全員というわけにはいかないけど、10数名とやっている→週に6-7回のミーティングが必要)。そんなこんなで、オンラインの会議がバンバン増えてしまい、朝からやって18時くらいまで会議が続いている。ミーティングが終わる頃には疲労が溜まってしまい、それ以上画面を凝視して集中するタスクに向き合う余力が残っていない。目も霞むし、肩も痛い。会話に生じる微妙な遅延と、それによって引き起こされる不連続な会話とその修正の連続も疲労の原因かもしれない。

この2週間くらいそんな状況で、今後も年末まで続く予定。月末からは授業の分担も増えるので、やっていけるのかやや不安である(まぁなんとかなる、というかなるようにしかならないのだろうけど)。

オンラインになって、効率は良くなったのだけど、その効率で仕事をバンバン入れてしまうと、流石に疲れる。というのが「オンラインの功罪」という話。目が疲れなければいいのかな。カメラオフな会議の場合、立ったりストレッチしながら参加するなどの工夫はしているのだけど、仕事が終わって食事、風呂を済ませた後にもうひと仕事というのがなかなかキツイ。もしかするとオンラインの功罪ではなく、単に加齢に伴う体力低下だったりして?(管理職時代は深夜23時近くまで会社に残って資料作ったりして、その足でラーメン食べたりいっぱい引っ掛けてから帰って就寝するのは午前2時とかざらだった)

 

*1:断れば断れたと思うけど、自分の心の声に耳を傾けた結果、これは研究コミュニティのためにやるべきだとの判断に至った。そしてその判断にまったく迷いや後悔はない。