観た映画の記録

ここに書いていない映画がそこそこたまっているのだけど、とりいそぎ本日分。

機内で鑑賞。G社を彷彿とさせるCircleなる企業がオープネスという御旗の下に個人のプライバシー情報をどこまでも公開していく話。本職にも関係する話なので、予告編を見てかなり期待していたのだけど、主演のエマ・ワトソンが美しくて演技もうまい、という以外の感想が残らない凡庸な作品だった。トム・ハンクスも出演しているのに、十分活かされていないと思った。ネタバレしないように詳細は省くけど、極端なプライバシー公開(侵害)がもたらす結末の描写があまりに極端すぎてリアリティはなく、メッセージもわりと普通。Circleのようなやり方がビジネス的に考えてもペイするような話なのかも不明。映画のキーメッセージをキーワードで書くならばプライバシー、拡散、プロパガンダ、というところかなと。こういう映画が作られる背景として、アメリカではリアリティショーが良く見られるという土壌もあるのかな。

こちらも機内鑑賞。前回も機内でみて、途中で寝てしまった。今回は最後まで鑑賞できたのだけど、ストーリーは陳腐で、驚きもない。完全にキャラクターを楽しむだけの映画だなぁと感じる。ジョニー・デップ演じるところにジャック・スパロウはとても好きなのだけどね。
その意味では、今やディズニー映画となったスター・ウォーズもそうなってしまう(キャラクターで儲けるビジネスを前提とした映画作り)予感があり、複雑な気持ちではある。