スピード感

日々色々やりたいことは沢山あるのだけど、するするするーっと日々が過ぎてしまう。先週はとある研究ネタの追試のような事をやっていたのだけど、どうも勘が鈍っているのか、ちょっとしたバグにハマったりしているうちにあっという間に時間が過ぎてしまう。そのネタの進捗状況をE教授にメールしてみたところ、そのアプローチだときっと○○な理由でうまくいかないんじゃないかな、と1分後にあっさりコメントされる。うーむ、たしかに仰る通りで・・・まいりました!が、このネタに関しては、一応最後までちゃんと結論をだしておこうと思う。時間のかかった理由は、最初はお試しだったので Ruby でちょちょいと書いたのだけど、Ruby 自体を使い始めたのが今年に入ってからなので、マニュアルを調べつつなので、案の定ちょっとはまる(が、Rubyはとても便利だし、コードを書きやすいと思う)。一通り試した後、統計的に意味があることをやるには高速化が必要なので、結局Cで組みなおす必要があり、そこでまたはまった。最近コードを全然書いていなかったのだけど、こういう作業は日頃からやっていないと変なところでつまづくことが多い気がする(基本だけど変数の型がらみとかで結構はまった)。コード以外にも、そのネタをいじる順番とか、どういう統計をとればいいのかとか、やり方自体がやや遠回りしてた気がする。その点は完全に研究の勘が鈍っていると思われ、猛省。
そんな作業をしているとあーっという間に一日が終わってしまう。大体夜の9時頃には帰宅するようにしているのだけど、その時間になると同じフロア内の人たちはほとんどの人は帰ってしまっているようだ。みんなどうやって時間を作っているんだろうか。PHDコース1年目の院生でインド出身のA君に話を聞いてみたところ、最近はまあまあ忙しいよとのこと。で、今は何をやっているの?と聞いたところ、今週は某会議に投稿する論文を仕上げているところで、そのあと投稿する5月初旬締め切りの某難関会議の準備もしているとのこと。どうしたらそんなに生産的になれるの?と聞いたら、それほどでもないよ、との返事。論文の添削自体は指導教官が結構手を入れてくれるらしい。が、それにしてもネタがちゃんと作れるというのはすばらしい。CSの分野の多くに当てはまると思うのだけど、特にインターネット関連の研究などをしていると、成果の発表においてはスピードが何よりも大事なので(もちろんネタの新規性が大前提)、国際会議での発表が投稿から査読を経て出版に至るプロセスにとても時間のかかるジャーナル論文よりも重んじられる傾向がある(時と場合によるけど)。なので、どんどん新しい研究ネタを作ってはそれをしかるべきところで発表していかないと何も残らないことになる。ので、スピード感はとにかく大事だと思う。が、ごくごく簡単なコードを書くにも、論文1本読むにもやたらに時間がかかってしまっている自分の現状を振り返ると、まだまだだなぁと強く感じる。
来週はE教授との第2回ミーティングもあるし、そろそろD君ともミーティングをしたいところ。輪講も始まるので、いよいよ時間が足らなくなりそう‥。英語のスクールにも通い始めようかと思っていたりするし。スピード感を大事に、集中しないとなー。
あ〜5月末までには免許もとらないと。運転は大分慣れてきたけどね。