ミスター・ベースボール

金曜もデーブのフリー英会話教室にいった。今日も映画の日でラッキー。しかし今日の顔ぶれは中国人3人くらい、韓国人3人くらい、ロシア人2人、そのほかヨーロッパ2人、インド2人で日本人1人とデーブがアメリカ人でかなり多彩な顔ぶれだった。その日に見たのはミスター・ベースボールという1992年の映画で、落ち目のメジャーリーガーのオッサンが球団からの指示で日本の中日でプレーするのだけど、日本の文化に色々振り回されつつも最後はチームメイトや監督、日本人のガールフレンドとも打ち解けて・・・という話。中日の監督役で高倉健が出てた。デーブ曰く、主人公を演じたトム・セレックはTVドラマである私立探偵マグナム(Magnam P.I.)以外の代表作はあまりないらしい。が、かなりいい感じの演技をしていたと思う。
上映が終わった後に、唯一の日本人ということで色々聞かれたのだけど、映画にも出てきたソバをずるずる吸うシーンは本当にそうなのか?と中国人の方に聞かれた。もちろんあれは本当だ、と答えておいたのだけど、同じアジアですら奇異に映るらしい。日本を描いたアメリカの映画でまともに日本を描けているものってそうそうない気がするのだけど、この映画は、この描写って日本人じゃないとわからんのじゃないか?というくらいわりとディテールにこっていて、わりとリアルな日本を再現している面もあったと思う。デフォルメしすぎの部分も少なくなかったけど、あまりリアルすぎると話としてつまらなくなると思うので、ある程度はしかたないと思う。調和(ハーモニー)を大事にする感性、和をもって尊しとなすという日本人的心のありかたというのはわりと外から見るとこう見えるのかなぁと参考になった気もした。その滑稽な側面だけじゃなく、相手の事を思いやるという姿勢のすばらしい一面も描かれていたので、気持ちよく鑑賞する事ができた。ちなみに、寿司のことを形容しているシーンで、これは bait か?という形容詞があってなんだかわからなかったのだけど、授業の解説により、釣りのときにつかう餌のことだということがわかった。やっぱり基本的に生魚はくわないんだよね。あー寿司くいてー!
あーあとそういや24に出てくるパーマー大統領を演じている若かりし頃のデニス・ヘイスバートが出ていたけど、なんか妙に野球選手姿が板につくなあぁと思っていたら、この人メジャー・リーグシリーズにも出ていたんだ。とんねるずタカさんとも共演していた模様。


ミスター・ベースボール [VHS]

ミスター・ベースボール [VHS]