扁桃腺切除手術 Day 2

朝6時起床。昨夜は空調機の周辺から断続的に変な音が出ていて、なかなか寝付けなかったのだけど、いつの間にか気がついたら朝になっていた。朝の検温・血圧測定がおわり、後は8時に来るという栄養補給としての点滴を待つのみ。手術は9時からの予定で、1時間後くらいから麻酔がから覚め始めるとのこと。医師からの説明は11時くらいからということだった。もう、ここまで来たらまな板の上の鯉ですな。

以下を書いているのは Day 3 のこと。Day 2 はスマートフォンでメールこそチェックできたものの、返信する気力はなかった。が、総じて痛みは色々なブログで読んでいるほどではなかった。箇条書きで

  • 8:30 看護師さんが来て、手術着に着替えるよう指示される。T字帯(薄いふんどしのようなもの)、鬱血防止用のストッキングを着用。
  • 9:00 歩いて手術室へ。家族も最後の扉まで同伴。この時点で帽子を被せられた。
  • 9:10 ベッドに横になりながら麻酔についての説明を受ける。緑色のきれいな天井と、手術室っぽいメタリックな器具や装置を見渡す。
  • 9:15 酸素マスク、酸素計、心電図などを装着した後、点滴のチューブから麻酔を注入される。冷たいですよーと言われる内にブラックアウト。
  • 10:xx 名前を呼ばれて起こされる。なるべく早めに覚醒した方が早く病室に戻れると思い、気合で返信をする。お、声は出た。痛みは感じない。覚醒を試すために色々と話しかけられたので、切った扁桃腺をみたいとお願いした。大きめの梅干しのような扁桃腺がそれぞれ別の容器に入ったものを見せてもらった。持ち帰りたいとお願いしたところ、それはできないとの返信。念のために病理検査に出すのだとか。検体として研究に使うのかな。妻が写真を撮っておいてくれた。
  • 11:xx 病室に戻り、痛み止め、抗生物質、止血剤の点滴を受け続ける。13:30 までは絶対安静ということで、家族と二言三言話したあとは寝ていた。
  • 13:30 絶対安静が解けたので、点滴バーを片手にトイレに行った。
  • よく覚えていないが、うっすら頭がいたいのでメールを眺めたり、kindle で漫画を読んだりした。
  • 18:00 待ちに待った食事。おかゆと惣菜がついた。飲み込むときにはやや痛いが、案外いける。完食できた。朝から何も食べていなかったので、おいしく感じた。お茶はなぜか飲みにくい。
  • 点滴をうけながら寝たり、スマートフォンをいじったり、テレビをみたり。寝ている時に、つばが飲み込めずに苦しくなり、起きることがしばしば。テレビをつけたら R-1 ぐらんぷりをやっていた。浜田祐太郎という盲目の芸人が優勝。
  • 妻が買ってきてくれたコンビニのプリンを食べたが、これがものすごくうまく感じる。
  • 21:00 消灯。基本的におとなしく就寝したのだけど、鳴り止まない隣室のナースコールや、つばが飲み込めないことによる苦しさ、ベッドの堅さによる体のしびれ、などで寝たり起きたりを繰り返したように思う。

とにもかくにも、自分の場合は手術がうまかったのか、切り口が小さい模様。執刀した先生も「取りやすかった」と言っていた。お陰で痛みが少なめになっているようだ。うまくいけば入院期日を短縮して退院できないかなと思ったりもする。その一方で、まだまだ普通の暮らしというわけにはいかない。うっすら微熱があり身体の節々が痛いのと、声も出にくい。もうしばらくは我慢の日々が続くか。