SNS断ちと書きたい欲

思うところがあり、正月くらいからSNSにログインしないようにしている。ランダムなパスワードに変更して、すぐに捨てて cookie を削除し、リカバリーができないようにご丁寧にメールのフィルターまでかけ、さらにブラウザのプラグインで弾くと同時に /etc/hosts までいじって、SNSにアクセスするコストを極限まで高めている。これだけやっておくと、ちょっと様子をみてみようかなと思っても流石に面倒くさくてやめてしまう。完全に断つにはアカウント消すのが早いのだけど、SNSでしかつながっていない人がいるので、そこまではおもいきれていない。

SNS断ち」はわずかながらにでも時間の節約と集中力持続につながっているので、それはそれで良いのだけど、SNSがないと何か駄文、乱文、散文を思うがままに書き連ねたい要求を満たせないということがわかった。職業柄書く作業が好きなので、仕事以外でも何か書きたい要求というのはある。特に本を読んでいると(というよりは、最近は audible で聴くことが多いのだけど)、これについて何か書きたいなと思うことがしばしばある。SNSがあればそのような欲望を気楽に満たせるのだけど、敢えてブログや日記を活用するのもいいかなぁと思ったりした次第。
こんな日記でも蓋をあけてみれば干支が一回りするくらい前からやっている。極めて不定期な更新だけど、これはこれで良いかなと思う。
と、2パラグラフくらい雑文を書いてみると少しは書きたい欲が満たせた気がするので、またしばらくはいいかな。書きたいネタはいくつかあるのだけど、現在は毎日何ら感締切に追われているのでまた今度にする。

ところで audible で良かったのは、「コンビニ人間」と「火花」。どちらも芥川賞受賞作品ながら、これまで読む機会がなかった。前者は大久保佳代子さんが、後者は堤真一さんが読んでいるのだけど、読み手の語り口も良く、かつそれぞれ内容がとても面白い。ある意味対極的な主人公が登場するのだけど、その不思議な魅力に引き込まれてしまい、どちらも一気に聴き終わった。