[雑感]

諸行無常」とは短い言葉でそのアイディアを良く言い尽くしたものだなと思う。色々な事やモノは日々良くも悪くも変化する。今の仕事はヒトの変化を目の当たりにする機会が多いかもしれない。そういうものを見ていると自分自身も変化あるいは進化しなくてはいけないなと思う真夏の夜。

時間というものは決して取り戻す事ができない。その深刻さは年々増していくので、若い人にはつい口うるさく色々言いたくなるが、若い内は一見何とかなってしまう事もある。それが本当にうまくいくケースと一時の猶予を得たに過ぎないケースがあるのだけど、今の段階ではどちらか外野も本人もよくわからないようだ。

自分自身を振り返ると学生時代に口うるさく言ってくれる人はいなかったが、それはそれで独立した自己を確立するのに良かったようにも思う(随分遠回りはしたけど)。一方でこれを若い時分に知っていたらなと悔やまれるようなことも多々ある。その後者をなんとかタイムリーに伝えるべく日々口煩くしているのだが、しかし手取り足取りし過ぎて自我の確立を妨げてしまうのも問題である。教育と子育ては難しさと責任の重さ、そして最適解の不明瞭さにおいて共通点が多い。