Back To The Future 1, 2, 3

二日くらいで一気に鑑賞。これは大人になってからもう一度見るととても面白いので、昔子供の頃に見て以来という人にはぜひおすすめです。大人としての視点や恋愛に関する経験(って乏しい経験しかないですが)を経ると少し違う感想が出てくるからかもしれません。例によってパンフレットとポスターと下敷きと缶ペンを買い、さらに小説版まで読み込み日曜洋画劇場あたりで録画したテレビ放映版をすり切れるまでみただけあってギャグとかセリフ(ただし吹き替え版)までよく憶えていたのですが、なぜかとても新鮮な気持ちで見る事ができました。英語が多少わかるようになったというのも大きいかもしれません。

ところでこの映画に限らず80年代の映画を見るととてもノスタルジックな気持ちになってしまうのは、あの頃の映画に登場する未来感がとても輝いているからかもしれません。ストーリー自体も未来に対する希望を彷彿させる形でエンディングを迎えるものが多いように思います。Part 2で出てくる2015年の世界は例によって乗り物が空中を走っているのですが、2008年の今となってはそのようなことにはならないだろうというちょっと寂しい現実があります。現実が昔の未来像にわりと追いついている貴重な例は携帯無線デバイスだと思います。自分が iPod Touch がとても好きなのは昔想像した未来を彷彿させてくれるからなんでしょう。

映画公開当時の1985年からすると2015年というのは30年後の未来なので、今に換算すると2038年ということになります。year 2038 problemとかネガティブな話題しか思いつかないのは我ながら発想が貧困ですねぇ・・・。そういえば上述のTCPの歴史は既に40年ですが、30年後も使われているんでしょうか。一度始めたサービスというのはなかなか止められない(例えば電報や電話の歴史は100年以上)ので主流は取って代わられているかもしれないけど多分残るだろうなというのが私の予想です(現在違う形で使われ続ける可能性もあるという話はまたいずれ)。プロトコルとしてTCP/IP が使われるかはさておき、技術者としては未来のネットワークはもっともっとワクワクできるものにしたいと思っています。

さて、未来に対する予想というものはいつの時代でもあるわけですが、今予想されていることが未来に本当にそうなるかというと、必ずしもそうではないと思います。もちろん単に予想が外れるということもありますが、未来にはそれ以上の可能性があると思います。Part IIIのドクの最後の言葉を借りてくれば

It means that your future hasn't been written yet. No one's has. Your future is whatever you make it. So make it a good one. Both of you!

というわけです。現状の回帰分析で予想した未来が望ましくないのなら、自分がそうしたいように変えてしまえばいいわけで、誰もがその可能性を持っているはずです。ドクのこのセリフを聞いてすごく元気がでました!

おまけ
Microsoftの技術セミナー(?)の映像であのドクがみれます。んー正直あんまり面白くない :)

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