スパムメールの有効な利用方法
というわけでもないのですが、同部屋のM君が爆笑していたので何かと聞いてみたら、友達連中がオンラインゲーム上で使っているユーザ名をスパムに独特な文字列で統一しているそうで、例えば「0EM Software」とか「ph4rmacy」とか「Repl1cas」とか「/i@gra」とか「re-ally profi+_table!!!」とか「МАГИЯ」とかを使っているようです。ホスト名とかアカウント名にしても面白いなぁと思ったのですが、そこ経由でメールを送るとjunkボックス行き確率が上がりそうですね。ところでこれらの文字列で検索をかけると(おそらくちゃんと管理されていない)ウェブ上で公開しているMLアーカイブがわんさか出てきます。そのようなアーカイブを利用して、スパムに特徴的な文字列トレンドの変遷を追いかけると面白そうだなと思いました。しかし、There are 600,426,974,379,824,381,952 ways to spell Viagraの分析結果によるとたったひとつの単語 viagra を人間が認識できるように書き換えるのにものすごく膨大な数の方法(O(10^22))があるようなので、この手の文字列を元の単語に戻すだけでもとても大変そうです。書き換えた方でのトレンドを追えばいいのかもですが。たとえばv1@graは超有名ですね。
結局のところスパムメールのメリットらしきメリットといえば
- まだ書いてもいないメールを送ったのに届いていないことにしてしまう。(用例:あれ、届いていませんか?おかしぃなぁ。どこかで弾かれたかもしれないのでもう一度送りますね。と言ってからメールを作成する。)
- 締め切りをすぎている依頼メールをスパムに分類されてたことにしてしまう。(用例:え、そんなメールがあったんですか。あ〜スパムに分類されてました・・・)
- 催促のメールを再送信する際のいい訳に使う(用例:もしかしたらスパムに引っかかっているかと思い、再送させて頂き・・・)
- たまにくる面白いスパムをみて笑う。例その1:google:主人がオオアリクイに殺されて1年がたちました] 例その2:[google:何やっとるん?あんたの母ちゃんよ。](これはつい読んでしまいました) 例その3:[google:お婆ちゃんの部屋に謎の生き物がいるんですが何だか分かりますか?
- ネタにして遊ぶ(上記のユーザ名の例など。スパムTシャツ)
- スパムメールの分類やスパマー対策のソフトウェア開発を行い、生計を立てる
というあたりですかねぇ。結構メリットがあるなぁという感想。