粉瘤切開日記 (5)

もうこれ以上取り立てて書くこともなくなってきたのだけど、どのくらいで完治するのか、途中経過はどうであったか、という記録を残す目的で書いておく。幸か不幸か、腫れてしまった上で切除したケースと、腫れない内に切除したケースがあるので、比較ができる。

まず、治療のタイムラインは下記のようである(まだ続く)

12/23 胸部粉瘤切除(炎症あり)【激痛】

12/24 胸部鑷子処置【超激痛】

12/25 背部粉瘤切除(炎症なし)

12/26 ガーゼ交換

12/27ガーゼ交換

12/28 胸部鋭匙処置【超激痛】、ガーゼ交換

12/30ガーゼ交換

1/1 胸部鋭匙処置【軽痛】、ガーゼ交換

1/4 背部抜糸、胸部鋭匙処置【激痛】、ガーゼ交換 (いまここ)

 

背中の方は3日目くらいまで寝るときに痛かったが、それ以降は順調である。本日抜糸も済んで、ほぼ完治に近い。これは手術から10日後のことである。胸部も腫れは引いてきて何もしていなければ痛みは感じない程度。手術後12日目の本日も傷口はまだふさがっていない。医師によるのだろうけど、鋭匙を使う医師(ドランクドラゴンの塚地氏に似ている)にあたると必ず傷口をグリグリされる。本日もグリグリされたして頂いた。ちなみに鋭匙の儀式は新品の鋭匙*1を袋から取り出す「開封の儀」から始まる。鋭匙を使った治療は粉瘤を切除した後に残された嚢腫の袋を取ったほうが治りが良い、再発を防止できるという配慮なので、ありがたく痛みを甘受する。それにしても年末年始にこれだけ通っていると、病院、そして医療関係者のありがたみを感じる。幸い、通院している病院はCOVID-19による医療崩壊とは程遠い状況であるため、その点でも安心である。

 

*1:とにかく鋭匙は怖いというイメージがあったのだけど、鋭匙を使った治療をしても毎回治療費が3割負担で380円なのはありがたい(そう思えば痛みも耐えられる程度の冷静を保てるくらいの痛み)。鋭匙は毎回袋から新品を取り出しているように見えるのだけど、おそらく使い捨てということではなく、回収して消毒した上でまた納品されているのだと思う。その意味では、厳密には新品とは言えないとは思われるが、今度通院したとき聞いてみよう。